クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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 スタッフ教育・採用

 田村剛志

現場リタイアしながら人を雇って年収1000万超えるには?

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おはようございます。


治療院コンサルタントの
田村剛志です。


全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ側”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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266ターン目をお届けします。


今週は人に働いてもらう
ということについてお伝えします。


以前もお伝えしましたが、
このところ…


「体力的にキツくなって来たので、
 経営者になって施術しなくても
 生活できるようにしたい」

「経済的、時間的に
 自由になりたいので、
 組織を作りたい。」

「老後が心配なので、
 人を雇用して安定させたい。」


といったご相談をいただくことが
多くなりました


ごもっともなご相談だと思います。


では、ご自身が
施術者として働かなくても
生活出来る様にするには

どのくらいの売上が
必要なのでしょうか?


上記のご相談をいただいた
先生方の多くは、

今現在、ご自身が
主力の施術者として働いておられ、
1,000万円程度の年収を手にしています。


これと同等の収入を得ていくには
だいたい1億円程度の
年間売上が必要になります。


なぜか?


治療院を組織化した場合に、
現場を外れている人間に、
いわゆる本社に使える金額は
10%〜15%くらいだからです。


個人で施術をしている場合、
売上から月々の経費を差し引いた利益が
全て自分の収入になります。


しかし、ホームページを
リニューアルしたり、院内を改装したり、
新しい機械を購入する。


新たに店舗を出店する場合には
自分の貯金から支払うことになります。


なので、得られた収入を
全て自分のために使うことは出来ません。


組織を作り、
法人として運営していく場合は

利益を組織を運営するためのお金と
ご自身の生活にあてるお金とで
分けて考えねばなりません。


そうすると
潤沢に利益が出ていたとしても、
売上の10%〜15%程度しか
ご自身の収入にすることは出来ません。


利益率が低ければ、
当然その額は更に下がります。


更に言えば、組織の運営さえ
人に任せたいと考えるならば
この比率は更に下がることになります。


ですから、組織を作っていく時は
自分がどの程度の収入を望んでいて、
そのためにはどのくらいの規模の
売上を目指さないといけないのか?

という事を明確にしましょう。


売上に対する利益率は
1人あたりの施術者に
どのくらいの給与を払って、

それに対してどのくらいの売上を
作ってもらえるかで大きく変わります。


また、家賃、広告宣伝費が
どれくらいかかっているかでも
利益には大きな差が出ます。


今現在、組織化を
目指そうとしている先生の多くは
既に院を経営されていると思いますので、

今どのくらい利益が出ているのか?
を把握しておきましょう。


その上で、人を雇ったら
最初は利益が減る事を覚悟しましょう。


最近は人の雇用する求人広告費にも
お金を掛けないと求人を集められません。


少ない広告費で集まった
少ない人の中から採用していたら
良い人には巡り会えません。


選べるくらい多くの求人を集めた上で
厳選した人を採用していく必要があります。


また、採用しても
すぐに戦力になるわけでもないです。


最初は売上を産まない赤字社員です。


研修にも時間とお金がかかります。


経験者を雇用してその人が持っている
スキルのまま働いてもらえれば
即戦力として活躍してもらえるかもしれません。


しかし、その場合ご自身が思っているような
働き方をしてもらえないことが多くなるでしょう。


良いと思った人を採用して、
時間をかけて研修して
やっと一人前になったところで
辞めてしまうかもしれません。


そう、資産運用と同じで
人の雇用も多くのリスクが伴う投資なのです。


ですから、この投資が失敗しても
赤字にならない程度の売上と利益を
獲得しておく必要があります。


ご自身が稼ぎ出したお金と時間を投資して、
将来の時間とお金を獲得するのです。


こう聞くと組織化を
尻込みしてしまう人も多いでしょう。


ですが、以前もお伝えした通り、
経済的、時間的な自由を手に入れるためには
お金に働いてもらうか、
人に働いてもらうかのいずれかです。


どちらもリスクがありますし、
利益をもたらしてくれるには時間がかかります。


ですが、そのリスクを回避する方法があります。


資産運用に投資する時、
皆さんはとても慎重になるでしょう。


沢山の資料を取り寄せ、
どの投資がよりリスク少なく
利益を産んでくれるのか
見極めようとするでしょう。


採用も同じです。


人を雇用したら、
簡単に辞めてもらうことは出来ません。


その人の生活もあります。
毎月それなりの額の支出が発生する投資です。


その割には皆さん簡単に採用し過ぎています。


特に柔整や鍼灸の免許を持っていれば
誰でもいいというような採用も目立ちます。


前述した通り、
多くの求人を集めた上で
自分に合った良い人を
採用しないといけません。


もっと言えば「良い人」の条件を
決めておかねばなりません。


良い人の条件が決まっていれば、
そういう人が集まってくるように
求人をかければリスクは減らせます。


他にもまだまだ
「人に投資する」リスクを
回避できる方法はありますが、
長くなってしまったので本日はここまで。


改めて、組織を作るということ、
人に働いてもらうという事は
時間とお金を使った投資なのだと
認識していただけたら幸いです。


本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。


また来週!



追伸


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Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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