クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 斉藤隆太

先生、今すぐ”治療の安売り”はお止め下さい

2751 Views

From 中野オフィス3Fより、、

こんにちは!クドケンの斉藤です。

本日は、患者さんが安心できる
「料金設定」についてお伝えします。

先生は、少しでも安い方が
患者さんにとって良いと
思っていませんか?

結論から申しますと、
必ずしもそうとは言えません。

場合によっては高めの料金設定の方が
患者さんが安心することもあるのです。

今回はそんなお話です。

■■■■■本日の動画はこちら■■■■■

「 安心の高額施術 」
【映像】7:20


音声のみはこちら…


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

新しい手技や最新の医療機器を
導入する際に、一番頭を悩ませるのは
料金設定だと思います。

患者さんが通いやすいように
1回当たりの施術単価を低く設定する…

保険から自費に移行する際、
患者さんのお財布事情を気遣い
少しでも安い料金設定を考える…

他店の施術料金が1回3,000円だから
うちは2,980円に設定しよう…

少しでも安く、、
患者さんのために、、、
安く安く安く、、

という感じで、

知らないうちに<安売り競争>に
巻き込まれてしまっている
治療院さんが最近非常に
多いと感じます。

必要以上に料金を 安く設定してしまうと、、

・利益構造をしっかりと考えて
 低料金設定にしないと
 売上が伸びない

・施術者にとって「薄利多売」に
 なってしまい
 モチベーションが上がらない

・患者さんに一般的な安い
 マッサージと同様の
 治療だと思われる

など、料金設定を誤ってしまうと
施術者にも患者さんにとっても
あまり良いことはありません。

そもそも、多くの治療家さんは

安いことが善であり患者さんから
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
適正な費用をいただくのは悪と
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無意識に考えてしまいがちです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

先生なら誰しもが適正な価格で
治療を提供したいと思っています。

その思いを実現するには、まず
「なるべく安く治療を提供する」
という考え方を変え、

『安くないと患者さんが来ない』
という誤解を解いていく必要が
あるのです。

ちょっとイメージしてください。

なんでも構いませんが
あまりに値段の安過ぎる商品を見て、

「どうせ品質が悪いんだろうな…」
「これ、本物?偽物じゃない?」
「安すぎるけど、大丈夫なの?」

と思われた経験はありませんか?

人は価格が安すぎるものには
違和感を覚え不安になるのです。

例えば、僕も最近気になっている
視力矯正手術「レーシック」

今では20万円から30万円ぐらいが
相場らしいのですが、もしも

「両目で5,000円でOK」
と言われたら…

多くの人が安すぎて不安に
思うでしょう(笑)

安いから、という安易な気持ちで
手術を受けて、失明でもしたら
一生取り返しが付きませんよね。

このように、
価格がその商品・サービスの価値を
決める基準になる場合があるのです。

つまり、商品の品質を「価格」に
見出すのです。

安い = 粗悪 不安

高い = 良質 安心

絶対に失敗したくない大切な
買い物ほど、
その気持はさらに強くなります。

この心理を治療院に置き換え
考えてみると、

患者さんが本当に困っている時

「きちんと治したい」

「早く治したい」

と思っている時ほど同じ心理が
働いています。

以下の3つの選択肢があった場合、

1:地元の整骨院保険診療1回500円

2:駅前の1時間5,000円のマッサージ

3:地域でも有名な 1回1万円の高額整体院

患者さんが本当に困ったとき
どれが効果的と感じ
選択するでしょうか。

どの治療を選ぶでしょうか。

本当に困っている患者さんに
自信を持ってオススメ出来る
治療は…?

治療院側からすると、
価格の違いにより提供する施術に
レベルの差はあると思います。

一方の治療を選ぶ患者さん側も、
価格は適切な治療を選ぶ
判断基準にもなるのです。

事実として 高いから効く・高いから安心という
思い込みがそこには存在しています。

ですから
治療の認知度、また、
患者さんが求める価値によっては

安売りが毒になってしまうことも
珍しくありません。

患者さんの財布を気遣い、
安く施術を提供するのも
OKなのですが

患者さんの心理を汲むと

施術と結果に自信を持って
高い料金の施術を提供し
安心を売るのもOK

なんです。

========================
患者さんの治療院に対する信頼度は、
低価格にしたからといって
得られるものではありません。
========================

むしろ、低価格で治療を
提供することは信頼を犠牲に
してしまう場合もあります。

新メニューを導入する際などは、
今回の料金に対する捉え方を
参考にして頂けたら幸いです。

くれぐれも、、
「売れば売るほど信頼度が落ちる
負のスパイラル」に陥らないよう、
ご注意くださいね。

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