クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

<本質>最後に暗い話だけど・・・

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こんにちは、工藤です。


2016年最後の僕の
メールマガジンになります。


2016年はどうでしたか?


泣いても笑っても寝ていても
2017、2018年と
時間は進んでいきます。


治療家をやめるその日まで
治療家人生は終わらないのです。


今日は、”あえて”すこしだけ
暗い未来をお伝えします。


暗い話なんて聞きたくないですよね。


でも、治療院経営や治療家人生には
必要だと思いますので
あえて年末にお伝えします。


後半は暗い現実を捉えて
2017年以降、どのように
行動していけば良いのかをお伝えします。


先生は自分の治療院経営の
見通しは明るいですか?暗いですか?


業界全体としては決して明るくは
ないといえます。



1.競争のさらなる激化


接骨院の取締強化も
たびたびニュースとなりました。


確実に日本国の財政状況は
悪化しているので
今後規制がゆるくなることは
まずありえないことでしょう。


当然、接骨院の保険診療が
厳しくなると自費施術や
美容施術などを導入します。


・保険診療 → 自費診療


の増加により、
もともと自費で運営していた
整体院やマッサージ、鍼灸、
リラクゼーションに余波がきます。


さらには、資格取得については
国家資格、民間資格に問わず
学校の数、スクールは増加、
または緩和の動きが進むでしょう。


そこを卒業してきた若い
治療家さんたちがやはり
将来的に独立していくので
ますます競争激化は進みます


当然、
今まで以上に競争が進むので、
新規患者さんを集められない
治療院さんや


患者さんのかかりつけ院に
選ばれない治療院は
どんどん閉院していきます。



2.人口縮小 & 高齢化


先日、ニュースになったばかりです。


2016年の出生率が初めて
100万人を割る…

日本の少子高齢化が止まらない…


テレビでも新聞でも大きく
取り上げられていましたね。


今現在も日本の人口は
減っていきます。


そして
すでに高齢社会に突入しており、
総人口の27.3%が
60歳以上になっていて
その割合は更に増えていきます。



3.日本経済の減退


これから先、日本経済が
バブル期のように世界の中心に
返り咲くことはまずないでしょう。


人口減少と高齢化、
財政の悪化、政治によって
徐々に一般庶民の生活は
苦しくなっていきます。


特に若い世代は二極化が進み、
増税、年金、医療費が
重くのしかかっていき、
生活の余力が減っていきます。


治療院へ通う患者さんも
二極化し、治療院としての
ブランド・ポジショニングを
間違うと患者さんは来なくなります。


生活のゆとりがなくなり、
しっかりと通院する理由を
伝えられない治療院は消えます。


はい、、暗い話です。



でも、確実にやってくる未来です。

大事なことは現実を見ること
そして、それをどう捉えるか



すごく大事なことを言います。


先に述べた暗い未来は
実は先生の治療院経営には
全く関係ないのです。


そう、関係ない。


先生は自己啓発の名著

『7つの習慣』

って読んだことありますか?


スティーブン・R・コヴィー 著

です。有名な書籍ですね。


その中の成功する習慣の1つに

・影響の輪と関心の輪

という話があります。


あなたの影響力の範囲を
明確に意識することで
あなたの人生に直接的に
影響を与えるものを区別する。


そして、影響の輪の内側以外に
いちいち反応したり、
心配したり、怒ったりしても
全くの無駄だということです。


先に上げた暗い未来は
関心の輪なのです。


知っているし、間接的には
将来多少影響を受けるかもしれないが
直接自分が影響を
与えることができない。


自分の影響力の外側なのです。


先生が何か働きかけることで
業界の競争激化が止まりますか?


先生が何か働きかけることで
少子高齢化を止められますか?


先生が何か働きかけることで
日本経済を立て直せますか?


直接的には、ほぼ無力ですよね。
影響の輪の外側だからです。


自分がいくら心配しても
何かをがんばっても
ほぼ影響を与えられないのです。


大袈裟に言うならば
関心の輪の事象には無力なのです。


だから、事実として
未来に起きることは暗い話でも
正確に理解しておく必要があります。


しかし、心配しても無駄です。


大事なことは
自分の影響の輪の内側に
フォーカスすることです。


僕は7つの習慣の
この『影響の輪』の
概念を理解しときに
大きな衝撃を受けました。


先週の僕のメールマガジン、
「工藤謙治の作り方」という
大それた件名のメルマガの内容で


・番外編:人の目を気にしない


という内容に直結しますが
人の目というのも関心の輪です。


つまり、自分の人生や活動、
また治療院経営には
直接的な影響を与えません。


人の目を気にして行動しても
しなくても結果は変わらないのです。


・影響の輪 関心の輪
YOUTUBEの解説URLを
このメルマガのフッターに
つけておきますね。


是非ググって頂き、文字でも
理解していただきたい内容です。


年末年始に7つの習慣の
本を読んでみてもいいでしょう。


最近は漫画バージョンもでています。


『まんがでわかる 7つの習慣』

わかりやすい内容で活字が
苦手な方も読みやすいです。


影響の輪の話は「第一の習慣」
主体性を発揮するの中にあります。



ではでは、最も伝えたいこと



世間の動きや時代の流れは
先生の治療院経営において
本質的にはすべて関係ない


自分の影響の輪にフォーカスし
毎日できることをきちんと
行動し続けることだけが
成功する1つの条件になります。


✔日本の行末がすこし暗い、、、


✔競争激化が進む、、、


✔人口減少、、、


✔地域が激戦区で
 新規患者さんが集まりにくい、、



はい、関心があることは常に
たくさんあると思います。


だた、それは影響力を
発揮することができないのです。


だから、先生がやることは1つ!


自分の影響力の輪を常に意識し、
無駄な時間やエネルギーを使わない。


そして、毎日できることを
黙々とこなし続けることです。


人は行動や時間管理を選択できるが
結果をコントロールできない。


2017年、自分がどんな行動を
毎日選択し続けるか?


毎日毎日、治療家としての成功に
向かって正しい行動を選択する。


是非、このYOUTUBEの
動画をご覧いただき、
自分の思考に新しい境界線を
構築してみてください。


「影響の輪、関心の輪」(3:22)
https://www.youtube.com/watch?v=jcUzwNr20js

本日も最後までご覧いただき
誠にありがとうございました。



今日の格言

20160801_kakugen

Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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