最高の無責任


こんにちは、工藤です。


本日は治療院経営における
最高の”無責任”というテーマで
お届けします。



「治療家においての無責任って
 何だと思いますか?」



と治療家の方に聞くと、


「患者さんを治せないこと」

「患者さんにご満足いただけないこと」



とおっしゃられます。


『治療家 = 職人・プロフェッショナル』



と考えた場合、
治療家の無責任は施術の結果にあります。


✅症状を治せないこと
✅患者さんの感情を満たせなかったこと

など…


施術の結果が出ていないので
治療家の責任を果たせなかったことになりますね。


一方で、

『治療家 = 経営』



とも考えられると思います。


では、経営者としての無責任とは
何をでしょうか?


わかりますよね、、、


売上を立てられずに倒産、
閉院することです。



実は、クドケンのクライアントさんでも
毎月「閉院」「倒産」など
治療院を閉める先生が何人かいます。



日本では1年間で数千の治療院が
閉院・倒産していると言われています。



リラクゼーションなども含めると
もっともっと閉院・倒産していますね。



この、売上を立てられずに
閉院・倒産してしまうことが
経営者としての”最高の無責任”なのです。




ひとり先生の場合は
経営者の顔と、職人の顔を
同時に持たなければならないのです。



スタッフを雇っている先生や、
複数院を経営されている場合は
経営者の顔が強いかもしれません。



経営者である以上
絶対に売上不信による
閉院・倒産はしてはいけません。



なぜなら、


治療院を売上不振によって
閉院するということは同時に
“4つの裏切り”をすることになるからです




1,既存患者さんを裏切ります



売上不振とはいえ、固定の患者さんは
必ず何人かいるはずです。


閉院することで固定の患者さんは
今後、先生の院に頼ることができません。


先生を信用し、先生の治療に
対価を支払い、体を任せてくれた
患者さんを裏切ることになります。


2,スタッフを裏切ります



売上不振での閉院なので、
当然お金がない状態です。


お金がないのでスタッフの給与も
支払うことができません。


雇っていた場合は、
全員解雇になるでしょう。


スタッフにも生活があります。
家庭を持っているスタッフも
いるかもしれません。


生きていく為にはお金が必要です。


給与がなくなってしまうと
次の職場を探さなければなりません。


3,取引先を裏切ります



治療院の施術に関しては、
基本的に仕入れはありませんが、
運営には仕入れがあります。


タオル屋、保険、物販の仕入れ、
クリーニング、広告業者、大家さん、
治療院によって違いますが
このような業者さんと取引があるはずです。


閉院した場合、
これらの業者を取引がなくなるため
裏切る結果になってしまいます。


最悪の場合は取引先への
不払いなどを引き起こします。


まさに無責任の骨頂ですね。



4,自分への裏切り



最後は自分の心への裏切りです。




「治療家として食っていく!」
 
「治療家として患者さんに貢献する!」




自分の治療院を持つときに
このような志で独立したと思います。


売上不振による閉院は、
自分の心を裏切ることになります。


周囲の反応も気になり、
自信喪失や自己嫌悪に
陥るかもしれません。


売上不振による閉院・倒産は
この ”4つの裏切り” を
同時に引き起こしてしまうのです。


だから、経営者は、



『技術や治療結果だけではなく
 自分の院の経営や売上にも
 責任を持たなければならないのです』




「売上が上がらないから
 閉院すればいいや」

とか

「治療家をやめればそれで終わりだ」



なんて考えるのはお勧めしません。


治療院を経営するということは
様々な責任を同時に背負っている
ということだと意識してください。



僕が本日、
こんな話をしたのには
理由があります。



それは、僕が定期的に通っている
新宿のフラメンコショーレストランが
7月26日に閉店を
迎えることになったからです…


49年間の歴史に幕が閉じるそうです。


僕は年に2~4回、社員や友達など
いろんな人と、様々なシーンで
このお店を利用してきました。


僕がこの店を最初に訪れたのは
10年前だったと思います。


10年前となると、
今の株式会社クドケンを
創業する前の話です。


当時は平日でも、
お店の後ろの席まで
埋まっていたのを覚えています。


ただ近年は、広いフロアなのに、
平日は前の方しか埋まっておらず、
座席には空席が大きく目立ち
「経営大丈夫かな」と心配していました。


箱(レストランフロア)が広いので
家賃が相当高いはずです。


それに、フラメンコショーに
出演する外人ダンサーへの給与は
お客さんの数に関係ありません。


お客さんが減ることで、
お店の売上は下がりますが、
ギャラ、給与は今まで通り
支払わなければなりません。


つまり、

✅広いフロアの高額な家賃
✅ダンサーの給与
✅フロアスタッフの給与
✅食材費などの飲食コスト

など…


お店を経営することに必要な
これらの固定費がかなり
大きかったのでしょう。


やはり、経営がいまいちだからか
今回閉店を迎えることに
なったのだと思います。


東京のフラメンコを習う人、
フラメンコファンには、
とても残念なことでしょう。


この店の閉店は結果として、
フラメンコファンへの裏切りと同時に


✅外国人ダンサー(スペイン人?)
✅フロアスタッフ
✅シェフ


お店のスタッフみんなを
解雇することとなるでしょう


食材の仕入先、タオル業者、
飲食店を営業する上で関係を持った
その他様々な業者さんへの
影響は避けられないことでしょう。


まさに4つの裏切りが
同時に発生していますね。

僕が思うに、


✅新規の集客ができない
✅リピートが少ない


など…


このような経営状態で
固定ファンが減った事により、


広いレストランフロアを
維持するだけの利益を出せなくなり
閉店・倒産したのだと思います。


結局、


『新規集客ができないから
 潰れるのです』



経営において、新規集客が
もっとも大事な要素なのに、
それが上手くいかなかったのです。


逆に言うと、


新規集客さえ安定させれば
閉店・倒産することはありません。



✅商品の品質アップ
✅満足度の向上
✅顧客管理
✅フォローアップ


経営には様々な要素がありますが、
経営者の仕事は、売上アップ、
特に新規集客の安定が大切です。


そのため、経営者は
常に新規集客の改善を図り、
売上の安定を維持する必要があります。


飲食店の経営から
治療院の経営に視点を
変えてみましょう。


あえて大袈裟に言います。



治療院は、治療の技術が少し下がっても
潰れることはありません。



しかし、
新規患者さんが減ったままの状態を
放置すると治療院は簡単に潰れます。




『治療の技術 < 新規集客』




なのです。


当たり前のことですが、

ひとり先生は経営者です。


スタッフを雇っている
先生なんかは、
さらに経営者です。


分院展開していたら
さらにさらに経営者です。


経営者としての
責任は売上の安定です。


大切な事なので
繰り返しますが、

『一番重要なのは新規集客の安定です』



新規集客…
経営…
売上…

こんなことばかり聞くと
正直、嫌になる先生も
多いでしょう。


そんな先生に僕は
あえて言いたい。



「経営者の仕事は
 売上の安定をもたらすこと」

「売上の安定は
 新規集客経路の安定からしか
 やってこないということ」


つまりは、

「経営者の仕事は
 集客であるということ」

なのです。




これは本当に極論ですが、
経営において、非常に重要な
現実の1つではないでしょうか。


仮に僕がフラメンコレストランの
経営者ならば、もっともっと
新規集客に気を使い、


リピート、ファン化まで気にかけ
売上を上げていたことでしょう。



職人タイプの経営者の場合



「技術・サービスさえ良ければ
 お客様は後からついてくる」



このように思い込んでいて
結局失敗してしまいます。


どんなに技術やサービスが
良かったとしても新規のお客様が
来てくれなければ倒産します。


どんなに腕がよく、
治療に自信があったとしても


新規の患者さんを呼べなければ
治療院は閉院してしまいます。



是非、この機会に経営者としての
顔を今一度意識していただき、
経営者の役割を再度
考え直してみてください。


本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました。






今日の格言


20160711_kakugen

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執筆者一覧

工藤謙治

株式会社クドケン
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株式会社クドケン
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接骨院・整体院コンサルタント

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