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 スタッフ教育・採用

 田村剛志

なぜ技術より●●を教えた方が新人スタッフは伸びるのか?

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こんにちは、
治療院コンサルタントの田村剛志です。


本日はこの時期、各治療院さんで
課題になっていると思われる
『新人研修』についてお伝えします。


毎年4月頭は、自社とクライアント様の
新人スタッフを対象に研修を行っています。


今年も66名の新人スタッフさん
(一部2年目、3年目のスタッフさんも含みます。)
と研修を行いました。


この研修は新人さんたちに
会社への感謝、業界の実情、
社会人としての基本的な心構え、
接客マナーなど
を学んでもらうものです。


多くの治療院さんでは
このような研修を行わずに
いきなり技術研修を行っていますが、

最初に考え方の教育をしないと
技術だけ教えても上手くいきません。



かつては私も
「とりあえず技術だけ教えればイイだろう」
と思っていました。


しかしながら、
後々になって問題になるのは技術面でなく、
考え方の部分や接客マナーの部分であることが
圧倒的に多かったのです。


技術を覚えて患者さんに
施術をするようになってしまうと

多かれ少なかれ患者さんから
感謝の声をいただくようになります。


こうなると、
会社側からの意見を聞かなくなります。



「会社はそう言うけど、
 自分はこのやり方で患者さんから
 感謝されているから
 このやり方でいいじゃないですか!」

となってしまうのです。


スタッフさんの多くは

「人の役に立ちたい」
「喜ばれたい」
「感謝されたい」

という思いで業界に入ってきます。


ですので、
患者さんの事をすごく大事にします。


『会社 < 患者さん』

となりがちです。


しかし、


会社が無くなれば施術者が働く場所、
施術を提供する場所を失い、
患者さんは施術を受ける場所を失います。



「金のために働いているんじゃない」
「患者さんからお金をもらうのは申し訳ない」


こんなことをいうスタッフさんもいます。


私が面白いなーと思うのは、
患者さんからお金をもらうのは申し訳ないのに、

会社からお金をもらう事は
申し訳ないと思わない事です(笑)


それはなぜなのか?


スタッフさんは
会社が打ち出の小槌をもっていて、
お金がどこかから
湧いてきていると思っているんですね。


なぜならば、
学校ではなぜ給料がもらえるのか?
という事を教えてもらっていません。


日本の社会では
お金に関して語る事はタブーであり、
意地汚い事であるというような
考え方が蔓延しています。


それ故に、利益を得ないと
存続できない企業体においても
お金に対して語られることが非常に少ないです。


私自身、
お金儲けは好きではありません。


しかし、日本は
資本主義の国であり物質社会です。


生きていくのにはお金がかかります。


そして、お金を得るには
仕事をしなければいけません。


仕事とは仕える事と書きます。


つまり、
「誰かの役に立つこと=仕事」なのです。


仕事の成果の大きさ、
誰かの役に立った度合いの大きさの対価が
報酬として得られるものです。


この事実を最初に
しっかりと伝えておかないと、

スタッフさんは自分の仕事の成果と
報酬を繋げて考えられなくなってしまいます。



結果、患者さんから
得られる報酬が少ないのに、
自分の報酬は上げてもらいたい…


患者さんからお金をいただくのは申し訳ない、
けど会社からは沢山お金をもらいたい…


という矛盾した
要求をしてくるようになってしまいます。


そうなると経営者側は

「ロクに仕事も出来ないくせに
 要求だけは一丁前だな!」

となってしまいます。


これは

「なぜお給料がもらえるのか?」
「自分に求められている仕事の成果とは何なのか?」
「仕事で達成しなければいけないミッションが何なのか?」


という事を教育していない会社側の責任なのです。


前述した通り、学校ではお金をいただく
という事に対して教育をしていません。


ですから、お金をいただく
という事に関して無知であることは
スタッフさんの責任ではありません。


教わったことが無いのだから、
知らなくて当然という事です。


だからこそ、
初めてのお給料をいただく前に
この教育はしてあげないといけません。


知らないだけで、ちゃんと教えてあげれば、
お給料をいただく事と患者さんから
お金をいただく事がリンクしてきます。



その結果、
より施術結果に対する責任感が出てきます。


もっと言えば、
研修期間中は誰の役にも立っていないし、
患者さんから報酬も得ていないのに
給料を得ている事に感謝するようになります。


より早く報酬に対して
恥ずかしくない人間になろうとします。


お金に関して話をするのは
少し気が重いかもしれませんが、
仕事をする上で重要な要素の1つです。


これを知らずに仕事をさせてしまうと、
皆さんの会社を離れたとしても

「仕事の成果に見合わない要求をしてくる人間」

というレッテルを
貼られることになるかもしれません。


スタッフさんの人生を
考えておられるのであれば、

会社として絶対に
伝えておかねばいけない事
ですので、
勇気を責任をもって伝えてあげてください。


本日も最後まで
ご覧いただきありがとうございました。


田村剛志



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10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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