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 根本隆広

“会話”に困らない治療家になりたいなら…

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こんにちは!


ひとり治療家しあわせ
追求型コンサルタントの
根本隆広です。


前回、
院内コミュニケーションの
落とし穴ということで、

『言わなきゃ伝わらないし、
 言い方も大事ですよ』

というお話を
させて頂きました。


人によって単語や
言葉の意味に対するイメージが
異なっている場合があるので、


あなたの意思を他人に
きちんと伝えるときは、

“詳細に”伝えること

が大切であるとお話ししました。



今回はさらに
もう一歩踏み込んだケースについて
お話をしていきます。


例えば、あなたが
スタッフさんや患者さんに
とても重要かつ大切なことを
“詳細に”伝えたとします。


そうすると、
あなたはちゃんと伝わった、
分かってくれただろうと安心します。


しかし、
詳細に伝えておいたはずなのに

『それ、言ったじゃん…
 前にも伝えたんだけどなぁ』

ということ、よくありませんか?


こんなケースが多いなら
ちょっと注意が必要です。


もしかしたら、
“1回伝えたらすべて伝わっている”
と、あなた自身が思い込んで
いるのかもしれません。


この思い込みが強いと、
伝わっていないことに腹を立て、
感情的になってしまうことも
よくあることです。


今思えば、約10年ほど前、
私が整骨院経営をしていた初期の頃は…

『何度も同じこと言わせるな!』

という態度をとって、
スタッフにかなり威圧的な態度を
とっていたような気がします。


反省ですね、、、


例えば、患者さんに対しても

『○○さん、予防が大事ですよ、
 痛くなる前に来院するんですよ』

と伝えても、


ほとんどの患者さんは
頭では分かっていても、
言った通りに行動しないことって
よくありますよね。


特に大切なことほど、
頭では分かっていても
行動に落とし込むまで
時間がかかるし、

落とし込む前に
忘れてしまうケースも
あるでしょう。


だから、
何度も言ってあげることが
大事なのです。



そういう経験を踏まえて

“すべては伝える側に責任がある“


と、今の私は考えています。


=============

✔伝わらないのは、
 伝える側が悪い

✔分からないのは、
 教える側が悪い
 
=============


このようなマインドセット、
考え方や心構えを持っておくと、
自分自身が大変成長します。


こちら側に
責任があると考えることで、

きちんと伝えるには
どうすればいいのか考え
工夫するようになるからです。


また、
コミュニケーションでは、

【自分が伝えたいことの
 2割しか伝わっていない】


と考えておくと、

アプローチの仕方を変えて
何度も伝えたいことを言うように
なっていきます。


例えば、遅刻を常習的にする
スタッフさんがいたとします。

「遅刻は悪い、良くない」

ということは、スタッフさんも
頭ではわかっていると思います。


そこであなたが、小言のように
遅刻について責め続けても
あまり事態は変わらないでしょう。


“何度も言うこと”
が大事だからといって、

「遅刻をするな!」の
一点張りではダメなんですね。


===============

言い方やアプローチを変えて
一つの大事なことを何度も伝える


===============


という意味ですので、
勘違いしないように気をつけて
くださいね。


そうすると、
なぜ、遅刻をしてしまうのか、
きちんと話を聞いてあげることが
大切になってきます。


『◯◯さん、
 最近遅刻が多いようだけど、
 何かつらいことでもあるのかな?』

『遅刻が良くないことは
 十分わかっているだろうから、
 問題を解決する為に力になるよ』

『怒ったりしないから、
 事情を聞かせてごらん』


感情的にならずに寄り添って
話を聞いてあげる態勢を整えると
人は『本音』を話しやすくなります。


✔怒りの感情をぶつけない
✔相手から好かれている


この2点も深い
コミュニケーションをとるには
とても大切な要素ですので、
覚えておいてください。


誰だって怒られたくないし、
嫌いな人の話は聞きたくない
ですからね。


毎回、大切なことを
わかってもらえるように
冷静に伝える忍耐力を
ぜひ身につけていきたいですね。


この辺に気をつけながら、
院内のコミュニケーションを
深めてみてください。


必ず、新たな
気づきがあるはずです。


最後までお読み頂き、
ありがとうございました^^


本日も顔晴ってください!


ひとり治療家しあわせ
追求型コンサルタント
根本 隆広

Writer

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茨城県の片田舎で整骨院を開業し、自費治療のみで5年目に年商5000万円を達成。その後自社ビルを購入し2店舗目の整骨院を開業するも、家族との時間を大切にしたいと事業を売却し、現在はクドケン直営院の現場統括を担当する。またその傍ら、理想の売上だけでなく、家族との大切な時間も作れる仕組みを提供する「一人治療家しあわせ追求型コンサルタント」としても活躍。数多くのクライアントを半年以内に月商100万超えを達成させ、廃業の危機から救っている。

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