クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

要注意!『真夏』に売上げが下がる治療院

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こんにちは、工藤です。



夏ですね。東京も暑いです。



ここまで暑いと売り上げが
落ちる治療院が現れます。



猛暑時には
売り上げが落ちる治療院と
まったく変わらない治療院
2つに分かれます。



先生の治療院はどっちですか?



なんで暑いと新規が落ちるのでしょうか。



既存患者さんのキャンセルが増えたり
リピート率が落ちる治療院もあります。




夏休み、お盆休み、開院日数、
これらも影響しますけど
一番の影響は『患者教育』の部分です。



『患者教育』がしっかりしていると
夏でも冬でも売り上げは安定します。



売り上げ = 総患者数



です。



つまり、平たく言うと暑かろうが
寒かろうが患者さんに選ばれ続け、
しっかり通っていただけるということ。



暑い ⇒ 不快 ⇒ 治療院キャンセル


逆に冬は 


寒い ⇒ 不快 ⇒ 治療院キャンセル


などの影響があります。



どちらも売り上げが下がる原因はこうです。


不快  >  治療院に通う理由



患者教育が弱い、治療意識が低いと
めんどくさい、不快だから

「治療院にいくのやーめた」

となりやすいのです。




患者教育とはきちんと治療を
受けるべき理由を伝え、
患者さんの体がよくなるまでの
モチベーション管理でもあるのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


患者教育 = モチベーション管理




「盲腸だ、、やばい、、痛い、、」

でも今日は暑いから病院行くのやめよ!
とはならないのです。


「骨折れた!足がいたい、やばい」

でも今日は暑いから病院行くのやめよ!
ともならないのです。



治療院経営も一緒です。



来院された際に治療院にきちんと
通うべき理由を伝え、理解してもらい、
治療に対する意識を植え付けることが
とても大事です。



ここがうまくいっている治療院は
通院する理由が明確であり
治療に対するモチベーションも
高いのでキャンセルしません。



どんなに暑くても体を治したいから
通ってくれるのです。



暑かろうが、治療院に行かなければ
自分が損をすると理解しているのです。



逆に夏になると売り上げが落ちる
治療院さんは患者教育が
うまくいっていません。



先生側は「治療系」だと思っていても
患者さん側は慰安系マッサージの
延長程度にしかとらえていません。



だから暑いと来ないのです。



治療、施術に対するモチベーションが
低いので、次回予約も入れません。



患者教育のポイントは


1、新規集客のステージ

2、問診、治療方針の説明

3、鑑別、検査、治療計画提示

4、施術


だいたいここできまります。




ポイントを掻い摘んで説明します。




1、新規集客のステージ


新規集客の段階から
「慰安」ではなく「治療」ですよ。


治療院ですので、医療としての
治療を提供しているという
メッセージを届けている状態がいいです。



2、問診、治療方針の説明


問診ではラポールを築き、
信頼関係の構築と患者さんの状態を
把握しながら、治療について解説します。


他の治療院や通うべき理由の説明を
しっかり行い、「頭」で理解してもらいます。


3、鑑別、検査、治療計画提示


検査では患者さん自身が
納得できるように、変化がでたり、
目で、体感で一瞬でわかって
もらえるようにします。


自分の体にはここの治療、施術が
必要なのだと「体」で理解してもらいます。


4、施術


施術は大丈夫ですね。
痛みの除去、体を楽にして
患者さんが確信をもつことが大事です。



人間関係を構築しつつも
施術家、治療家、医療院の立場を構築し、
理屈「頭」と感覚「体」で
わかってもらうことです。


初回施術が終わったころには

「ここの治療院に通わないとやばい」
「暑かろうが寒かろうが通いたい!


と強い動機付け、モチベーションが
湧き上がっている状態が理想です。




ここがうまくいっている治療院は
季節に左右されずに総患者数が
安定して伸びていきます。



口コミや紹介もかなり多くなります。



先生の治療院は大丈夫ですか?



東京も猛暑です。



先生自身が体調管理をしっかり行い、
暑い中でも100%患者さんのために
コンディションを整えてください。



治療家が誰より元気で
高いエネルギーを維持して
患者さんに最高の治療を提供することが
業界全体のレベルアップにつながります。




先生自身の体調管理、感情管理
エネルギー管理、時間管理、
もっというならば経済管理まで


自分でコントロールできる領域を
しっかりコントロールしながら
最高の毎日を過ごしていきましょう。



では、本日は暑さと患者教育の話でした。
また来週は紹介率の話をお届けします。


本日の格言

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Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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