クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

混ぜるな危険!

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こんにちは、クドケンの工藤です。

今日は、2018年の土台となるすごくベーシックな話をします。

『治療院経営の設計図』の話です。

この設計図に異物が混じったり、設計図がそもそも曖昧な状態ではいつまでの理想の治療院には辿りつけません。

設計図なしの治療院経営は地図を持たずに旅行をするようなものです。目的地まで遠回りしたり、寄り道したり、最後まで辿りつけなかったりします。

是非2017年を振り返って、自分の治療院の設計図は明確で、着実に進んでいたのか確認してみてくださいね。

売り上げの急降下事件


先日、懇意にしている整骨院の先生から経営がおかしくなったとご報告いただきました。

売上が一時的に上がるも、徐々に患者さんが離れてその後売上は低下する一方…

右腕のエース柔道整復師はやめてしまい、エース先生についていた患者さんも同時に離れてしまったとのこと。

立て直したいんだけど、どうすればいいだろうかと相談してくれたようです。

FBメッセンジャーでやり取りをしていると、治療院業界で最近有名なとあるコンサルタントの塾に通い、そのノウハウや指導を忠実に実践した結果だそうです。(僕も名前は聞いたことある塾でした)

では、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。

答えは簡単で、

設計図に異物を混ぜこんでしまっていたのです。

”異物”


この先生は柔道整復師を2名雇い、受付さん1名で、10年以上の経営キャリアを誇るほどほど順調な経営状態でした。

保険に追加して実費を導入して順調に自費割合を高めるなか、こんな状態になったそうです。

原因はなんでしょうか?

繰り返しますが、設計図に異物を持ち込んだことです。

この先生は整骨院で自費移行中です。保険診療の患者さんもまだまだいらっしゃる状態。

働いているスタッフさんも元は保険診療ばかりやっていた先生たちです。

そこに、『ひとり治療院で月商ウン百万円治療家成功ノウハウ』という異物が入ってきたのです。

ノウハウ自体はおそらく素晴らしいものだと思います。

ただ、この先生の描いた設計図には合わないノウハウだったのです。

ノウハウには合う合わないがある


ひとり先生が月商ウン百万円を達成するノウハウと、
スタッフを育成するノウハウは全くの別物です。

いくらすごいノウハウも使いこなさなくてはなりません。また、そのノウハウの適応力も疑う必要はあります。

最近は、自分が成功したノウハウをそのまま提供する塾が増えています。

例えばひとり先生が月商ウン百万円成功したとします。でも、

・他の地域で本当に使えるか
・自分の手技と相性が合うか
・自分の価値観とそのやり方が合うか

はわかりません。


すごい成功を収める先生はそもそも能力も高いですし、やる気もマックス高いのです。

また、複数展開してシステム化して年商ウン十億円というノウハウは、その実績こそ素晴らしいですが、ひとり先生の成功ノウハウとは全くの別物です。

どっちが正しい、どっちがすごいではなく合う合わないの問題です。

自分の設計図を明確にする


合う合わないを判断するのにまず自分の設計図を明確にします。

明確にはっきりと「自分の理想はこういう治療院こういう治療家ライフスタイル!」と言い切れることが先です。

そこから設計図を組み立てます。

まず自分がどんな価値観で治療家をやっているのか?

どんな患者さんと向き合い治療道をすすみたいのか?

はたまたビジネスと割り切り、儲けるための手段として治療院”ビジネス”に勤しみ、良質なサービスを提供していくのか。

その先に、売却、譲渡、引退、院政など将来的にどうしていきたいのかまで考えないといけません。

生涯現役なのか……
ずっとひとり先生なのか……
家族経営にしたいのか……
分院展開して会長や総院長として前線を退くのか……
60歳で引退して違う人生を選ぶのか……

人それぞれ違う思いで治療院経営を行っています。

ここをはっきりさせる必要があります。

巷にあふれる成功ノウハウに、右往左往してはいけないのです。

自分の設計図にあったノウハウを使う


といっても、インターネットを検索すると様々な成功事例が溢れかえっています。

中にはニセモノというか「これは使えないでしょ!」みたいなものもありますが、それぞれ特徴があります。

それぞれの強み・弱みがあり、適応範囲が決まっています。

ひとり先生の成功ノウハウと分院展開で成功するノウハウは全くの別物です。

どっちが正しいとかではなく、価値観と設計図をあわせて限られた時間で学んでいくべきです。

自分の設計図に、異物をませないようにしてください。

クドケンも人のこと言えませんが、やはりコンサルタントや教材会社はなるべく多くの人に自分のノウハウ、サービスを購入してほしいのです。

だから、自分の適応外でもとりあえず受注してしまいます。

結果として成果がでなくても責任をとれません。(本当は対応できませんから……)

だから、選ぶ目、選ぶ基準を自分の設計図をもとに見極めます。

どのノウハウを学ぶのか決めるのは経営者です。

結果が出ても出なくても責任は経営者がとらなければなりません。

是非、今一度自分の価値観を年末年始としっかり考えて、

「理想の治療院経営とは???
 どんな治療家にあこがれるか???
 どんなライフスタイルがいいか???
 30年後は??? 」

など自分の価値観を明確にする様々な質問を自分に投げかけてみてください。

追伸


治療においても、

下手に”異物”を持ち込むのは危険だと思います。

もし先生が、

「そこらじゅうに転がっている紛い物のテクニックではなく、
本当に患者さんのためになるホンモノの治療法を手に入れたい」

と考えているのであれば、あと39時間限定で公開しているこの”根本療法”を試してみてください。

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※12月19日23:59まで
 
 
 
 
 

Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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