クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 斉藤隆太

コンセプトに縛られるな!

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From 中野オフィスより、、

こんにちは!クドケンの斉藤です。

本日は、コンセプトに縛られるな

という話をさせて頂きます。

今回、振り返って

頂きたいことは

こういう治療をやりたいとか

こういう施術をしたいから

という考えから、

治療院のコンセプトを

決めてしまっていないか

ということです。

■■■■■本日の音声はこちら■■■■■

「 コンセプトに縛られるな! 」

音声のみはこちらからどうぞ。

 ↓↓↓

(通常速度)5分33秒

(1.5倍速)3分42秒

※クリックすると音声が流れます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

先日、とある整体院の先生と

話をしていたのですが、

ちょっと引っかかることが

ありました。

「先生の治療院は

 どんなコンセプトですか?」

という質問に対し、返事は、

「当院のコンセプトは、

オーダーメイドの施術プランを

提供することです。

身体だけでなく、真の原因である

心の悩みも一緒に解決し

心身ともに充実した

生活を送れるよう私たちが

サポートしていきます」

ということでした。

一見すると、とても立派な

コンセプトで

「おお、、心の悩みも

解決してくれるなんて素晴らしい」

と思ってしまうかも

知れませんが実は、、、

これこそ大きな落とし穴です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

治療院業界でよくあるのが、

こういう治療をやりたいとか

こういう施術をしたいという

考えから治療院のコンセプトを

決めてしまうことです。

多くの治療家の先生は、

自分の腕に自信があって

開業しています。

当然、自分の得意な手技を

メインに、理想的な患者さんを

集めようとコンセプトを固め

治療院を作り上げていきます。

しかしこれだと、

自分のコンセプトが最高だ

どんな患者さんもわかってくれると

思い込んでしまう危険性があります。

もちろん、そのコンセプトが

しっかりと地域住民に

受け入れられ繁盛しているならば、

何もいうことはありません。

ですが、実際に自分が

決めたコンセプトに

縛られている先生ほど

うまくいってないケースが多いです。

なぜなら、

コンセプトに縛られ過ぎてしまうと

2つの大きな落とし穴にハマることに

なるからです。



『コンセプトが市場のニーズと

ズレていることに気づかない』

これは痛いですが

本当によく起こっています。

治療家の先生は、

一般患者さんの視点で客観的に

自分の治療院を捉えられないことが多く、

どうしても

技術一辺倒になりがちです。

自分では良いなと思っている

コンセプトが患者さんに

受け入れられない場合がある

のに気づかないという事です。

さきほどの例ですと

■先生側としては

・症状の原因である心の悩みを解決して

 前向きに過ごしてもらいたい

・だから、オーダーメイドの施術を

 通して心のカウンセリングを中心に

 取り入れたら長期的に治療効果が

 上がって患者さんも喜ぶはず

というコンセプトを、

ホームページやチラシにも

全面的に出しているようですが…

■しかし、患者さんとしては

・心の悩みが原因で症状が

 起きているとは思っていない

・とにかくすぐに痛みをとってほしい

・心のカウンセリングなどを受けても

 よくなると想像できない

・出来るだけすぐに痛みを取ってくれて

 歪みや原因を解決してくれそうな

 治療院を探している

こういったズレがあります。

立派なコンセプトほど、

自分自身のこだわりが

強くなってしまうので

厄介なのです。

コンセプトを理解してくれる

患者さんにたくさん来院して欲しいし

そのまま繁盛するのが

理想なのですが

市場が求めるコンセプトと

ズレが生じている場合は

選ばれる事が難しくなります。

コンセプト作りは、

自分のこだわりを

優先するのではなく

市場の望むコンセプト

に合わせていく事が重要なのです。



『コンセプトを掲げているだけ』

次の落とし穴は、

コンセプトを掲げているだけで

伝える事を疎かにしてしまう事です。

「コンセプト!コンセプト!」と

言っているだけ。

理想を追い求めるばかり、

積極的にマーケティング活動に

力を注がず、うまくいかないと

「まだ治療技術が足りない」

とか

「もっと違うコンセプトを」

と逃げ腰になってしまうケースです。

治療技術が、コンセプトが、、

と言っている暇があったら

ホームページを修正したり、

チラシを撒きに行った方が

よほど繁盛していく事でしょう。

言い方は悪いかもしれませんが結局、

『コンセプトや治療技術の研磨など

 自分が得意なことしかやらず

 マーケティングや販促活動を

 疎かにしているだけなのです』

本当に重要な事はコンセプトが

優れているかどうかよりも

伝える事を最優先するという事です

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そのコンセプトはたくさんの人に

見てもらわなければ意味がないことを

忘れないでいただきたいです。

以上、コンセプトに

縛られ過ぎてしまわぬよう

2つの大きな落とし穴に

ご注意ください。

コンセプトは、、

先生がやりたい治療法、施術から

設計するのではなく

ターゲットが何に悩んでいるのか、

何を求めているのかという

ニーズの軸を最初の設計の段階で

しっかり決めること。

一般患者さんが求めるものなのか

考える事が重要です。

そして、どんなコンセプトも

広めないと意味がありません。

マーケティング活動を

最優先にお考えください。

コンセプト

Writer

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