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 斉藤隆太

施術の価値を100%以上にして伝える方法

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こんにちは!
クドケンの斉藤です。


本日のテーマ


先生の治療技術の価値を上げる方法


たとえ
『並の技術だった』
としても


変化の見せ方だったり
伝え方を工夫することによって、


患者さんに価値を感じさせ、
治療の価値を高めることが出来ます。


患者さんは自分自身の身体について、


『どういう状態が悪くて、
 どういう状態だと問題ないのか』




という基準が非情に曖昧です。


特に初診患者さんは、

自分の身体の状態が
どういう状況なのかを
理解していない場合が
ほとんどです。


そういった患者さんに
対して先生はどのように
治療を始めていきますか?


いきなり施術に入ることも
あるかと思いますが、
恐らく治療前に説明や検査を
していくはずです。


先生に確認して頂きたいこと



治療前の説明や検査を、
先生自身が症状を
理解するための時間として
使っていないかどうかです。


治療家の先生はついつい、



「治療するのは自分なんだから、
 症状がわかればいい」





という意識に
なってしまいがちです。


すると、

治療前の検査で、
患者さんが自分の体の構造や
状態をしっかりと理解できないまま
施術が始まってしまうのです。



ですが、

治療前の検査という短時間で
素人でもある患者さんに対し、
身体の状態を理解させるのは
かなり難しいと思います。


そこで、

施術前の説明や検査を


「理解させよう」
というアプローチから


「理解してもらおう」

というアプローチに変えて
いくのです。


理解させよう、とするのは
患者さんに自分の価値観を
押し付けることと同じことに
なってしまいます。


なので、

施術前の説明や検査は、
正しい身体の状態を
理解してもらおうという
時間にするのです。


そういうアプローチに
変えていくことで患者さんが
感じる施術の価値を
上げることができます。


例えば、
痛みの数値化を利用してみる
なんていうのも良いですね。


✅今の身体の状態を0

✅一番良くなった状態を10

とした場合


治療した後に良くなったと感じたら、

身体の状態は0→10


と上限まで上がってきます。


この基準の上げ幅を
もっと大きくするには
どうすればいいか。


それは、

説明や検査を通じて
患者さんが気づいていない
悪い部分を教えていくことで、

最初の基準をどんどん
下げていくのです。




姿勢チェックで歪みを指摘
0 → -1

可動域を確認し左右差を指摘
-1 → -2

力の入り具合を確認し左右差を指摘 
-2 → -3

主訴とは別の症状を指摘 
-3 → -4



という具合に、
説明や検査を通して
最初に基準をどんどん
下げることによって


最初がマイナスの状態に
なればなるほど、

10になったときは
それ以上の価値が
生まれるわけですね。



つまり、

逆説的に価値(基準)を下げる方法を使って

価値を上げるということです。



このように、

施術前の説明や検査を通して
自分が思っていた体の状態と
違うことを気づかせてあげる。


また、

理解してもらおうという
アプローチが非常に重要な
テクニックになってきます。


実際嘘はついてはいけませんが、


患者さんの基準は曖昧なので、
治療前にしっかりと検査や説明をして

実際の身体の状態を認識させて
あげることが大切です。


患者さんによっては反応が
鈍い方もいるので、
必ずこれが良いという方法が
あるわけではありません。


色々な手法、パターンが
あると思います。


先生もご自身の院の患者さんに
あった検査や説明見つけ、
理解してもらおうという
アプローチを意識してください。


こうしてあげることで
治療技術は変わらなくても、


検査前との状態の変化を
患者さんが実感できて、

治療の価値がグンと上がっていきます。


なので、

検査や説明を流れ作業で
やるのではなく、

1つ1つ解説して
本当の体の状態を理解して
もらおうという時間に
してみてください。


いままでと同じ事をやっている
だけなのに価値が変わってきます。


患者さんは
技術そのものではなくて、


自分で感じた価値感で
技術を評価している
ということを改めて
認識していただきたいと思います。


本日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。


本日の格言

20160511_kakugen

Writer

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