クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 斉藤隆太

店頭の●●を改善して集客UP!

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こんにちは!
クドケンの斉藤です。


突然ですが…


普段、みなさんが飲食店や
買い物に行く時に、



「この店、なんでわざわざこんな所に
お店を構えてるんだろう?」




と不思議に思った経験は
ありませんか?


✅人通りの少ない場所
✅駅前なのに目立たない場所
✅競合が密集する場所


これらは治療院にもあてはまります。


もしかしたら、先生の院も



「この治療院、なんでわざわざこんな所で
営業しているんだろう?」




と思われているかもしれません。


そこで今回は、


『繁盛するにはどの様な視点で
 立地を考えるべきか?』


『どの様な立地が失敗に
 繋がりやすいのか?』


『立地が悪い治療院で
 集客するにはどうすれば良いのか?』



など、立地戦略について
お伝えしていきます。


まず最初に…


『繁盛するにはどの様な視点で
 立地を考えるべきか?』


ということについて考えましょう。


治療院の家賃は、
患者さんの来院数に関係なく
毎月必ずかかる固定費です。


固定費を抑えると院の利益率が
アップするので、多くの治療家さんは
家賃の安い場所を探します。


特に、個人で開業される先生は
開業資金が満足に用意できていないため
家賃の安い場所を第一に優先します。


しかし、この考え方こそ
後々痛い目に遭う原因となります。


繁盛する先生の考え方は逆です。




『なるべくお金のかからない場所』

ではなく、

『なるべく新規集客がしやすい場所』

を第一に優先します。





なぜなら、


新規集客こそ多くのお金と
労力が必要となることを、
よく分かっているからです。



『良い立地に開業する費用』




『新規集客のための広告費』
と同じであるという
考え方です。


立地が悪い場所で開業すると、
家賃は安いかもしれません。


しかし、
逆に新規集客のコストが跳ね上がり、
結果として利益率が悪くなる
ケースが多いです。


空中店舗(ビルの2階以上の店舗)と
路面店の場合も同じ考えです。


空中店舗は路面店と比較すると、
家賃は安くなりますが、
売上が下がると言われています。


ですから、

家賃をケチろうとせずに
競合に勝てると判断すれば、
家賃よりも立地を優先すべきです。


目先の家賃だけで判断してしまうと、
本来かけなくてもよいところに、
お金が必要になってしまうのです。


“治療院の経営”という全体でみると、
大きな売り上げや利益を逃すことに
なってしまうので要注意です。


次に…

『どの様な立地が失敗に
 繋がりやすいのか?』


ということについて考えましょう。


立地戦略には大きく分けて
2つの柱があります。




『患者さんが来院しやすい場所』



『患者さんを来院させるための誘導』

です。





例えば、駅から遠い立地の
治療院には患者さんは
通いにくいので面倒に感じます。


立地が良くても、誘導が出来なければ、
気付かれずに素通りされてしまいます。


繁盛院になるためには

『場所』と『誘導』

この2つの要素が必要不可欠です。



この2つの要素について、
さらに詳しく考えていきましょう。

1.患者さんが来院しやすい場所



患者さんが来院しやすい
立地には3つのポイントがあります。



1 分かりやすい場所
2 見つけやすい場所
3 行きやすい場所




1の分かりやすい場所とは、
言い換えると、

説明しやすい場所ということです。



つまり、


みんなが知っている公共施設や
交差点などの目印になるものがあり、
誰にでも簡単に説明できる場所です。


2の見つけやすい場所とは、
言い換えると、

目立つ工夫をしてあることです。



せっかく分かりやすい場所に
開業しても、周囲と同化して
目立たなくては意味がありません。



なので、


目立つ看板を置いたり
のぼりを設置したりして、
目立つ工夫をします。


3の行きやすい場所というのは、
言い換えると、

ターゲットが通りかかりやすい場所
ということです。


これは、その治療院のもつ商圏や、
ターゲット層によります。


電車を使う人をターゲットにするなら
駅から徒歩3分圏内が理想です。


路面店が理想ですが、空中店舗でも
駅近なら十分な集客が見込めます。


電車利用が少ない場所は、
地元に密着した商店街の中での
開業が有効です。


集客を第一に考えるなら、
自院で定めるターゲット層を、
取り込めるような場所を選ぶべきです。



2.患者さんを来院させるための誘導



誘導とは、治療院に来ていただく
ための工夫です。


✅分かりやすく
✅見つけやすく
✅行きやすい

このような場所に開業できても
誘導できなければ意味がありません。


そこで、


見込み患者さんの足を止めさせて、
引き込む工夫をしなければなりません。


ここからは、
引き込むための誘導方法をいくつか
ご紹介していきます。


【誘導1:ブラックボード】



店頭にブラックボードを
置くのは鉄板です。


しかし、


このブラックボードの設置には、
残念な方が多くいらっしゃいます。


ですので、
みなさんが正しく設置できるように
ここで注意点をお話しします。


ブラックボードに、
✅施術メニュー
✅時間
✅料金
しか書いていない治療家さんは、
書いている内容に工夫が必要です。


なぜなら、


通りすがりの人を患者さんとして
獲得できない理由として、


✅院の存在に気がついてもらえないこと
✅必要性を感じてもらえないこと
✅他の院と比較されて負けること

これらが該当しているからです。


そもそも、
ブラックボードは言い換えると、
メッセージボードです。


“誰に”伝えるのかを明確にすること。


そして、


通りすがりの人の
反応を良くするために、
“何を”伝えるのかが大切です。



また、


時間帯に注目し、院の前の
通りすがりの人の属性に合わせて
メッセージの内容の変更などの工夫を
してみてください。


【誘導2:看板】



歩行者は治療院の看板を
意識して探してはいません。


考え事やぼーっとしながら
歩いていると思います。


そこで、


この歩行者たちに、一目で

「ここに治療院があるよ!」と

分かってもらえるような
看板や装飾が必要です。


具体的には、
ただ文字で「○○整骨院」などと
書くだけでは効果はありません。


何をする治療院なのかが一目で分かる
イラストや写真を入れるなど、
視覚に訴える工夫が必要です。



今回お話しした、
患者さんを引き込むためには

✅看板、ブラックボードの内容
✅目立ち度

が大切だと分かりましたね。


でも、このほかにも誘導のアイテムは
たくさんあります。


具体的にいうと
✅据え置きチラシ、パンフレット
✅装飾、カッティングシート(窓に貼るシール)
これらを工夫することによって、
有効に患者さんを引き込むことができます。


一度、あなたの院の前を
見直してみてください。


以上、
”立地”と”誘導”について
説明してきました。


特に”立地”について、
文頭でもお話ししましたが、
間違えてほしくありません。

まず、良い立地を選ぶこと。


ここを間違えると、後々、
経営が非常に大変になるからです。


このことを肝に銘じて頂ければと思います。


本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。




本日の格言

20160720_kakugen

Writer

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