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 根本隆広

【警告】院内コミュニケーションの落とし穴

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こんにちは!


ひとり治療家しあわせ
追求型コンサルタントの
根本隆広です。


出だしから、
暗いニュースで
申し訳ありませんが、


実は、約1週間前に
免疫学の大家、大学教授である

安保徹先生がお亡くなりに
なられました…


突然死だそうです。


私は著書で大変勉強させて
頂きましたので、
残念で仕方がありませんね…


心からご冥福を御祈り致します。


それでは
本題に入りたいと思います。


本日は、

「言わなきゃ伝わらない」

というコミュニケーションの
テーマについてお話します。


あなたは、相手に対してこんな
気持ちになったことないでしょうか?


✔こんなことも、
 わかってなかったんだぁ…

✔それ、言ったのになぁ…

✔みれば、わかるでしょ…

✔何度同じことを
 言わせるんだろう…


などなど、
これらは多くの方が
経験しているはずです。


実は、私も数多くの失敗を
繰り返して今があります。


自分で経営をしていた時
かなり苦い経験がありまして、

院に行くのが
とても辛い時期がありました。


私自身の教育のやり方、
コミュニケーションの取り方が
かなり一方的だったので、

スタッフ全員からの信頼を失って
四面楚歌になってしまったのです。


またある時は、、、

さっきまで院にいた
女性スタッフが急にいなくなって
しまったので探していたら、

院の裏口の外で
泣いていたこともあります…


患者さんがいる前で
強い口調で叱られたのが、
かなりショックだったようです。


今考えると、ひどい院長ですね。


終始こんな職人気質的な
対応をしていたので、
誰もついてこない状態でした。


こんなことなら
スタッフ全員辞めさせて
ひとりになりたい。


と何度も思い、結局そうなって
苦労することも多々、ありました。


今現在、行っているコンサルでも
この辺に細心の注意を払っています。


私にとって当たり前でも、
コンサル先の先生にとっては
当たり前ではないからです。


そのため
説明に苦労したりすることも
もちろんあります。


いつも思うのですが、
コンサルタントとクライアント、
治療家と患者さんの関係って
凄く似ているところがありますね。


また、治療家の仕事って
毎日同じことの繰り返しが
多いですよね?


同じ時間に院にはいって
いつもの準備をして
予約表をチェックして、


患者さんを向かえて、
同じような症状の患者さんを
ひたすら施術する、、、みたいな。


そうすると、思考も固定化し、
はじめての患者さんや
スタッフさんの気持ちになれず

『こんなの知っていて当然』

『言わなくてもわかるよね』


という感覚になってしまう危険が
ものスゴくあるのです。


これは、無意識のうちに
なっていることが多いので、

『俺はそんなことないよ、根本さん』

って思ってる方ほど、この罠に
陥っている可能性があります。


やはり、他人と自分では、
言葉・単語に対して持っている
イメージが違うので、

言わなきゃわからない、
発言しなければ、
あなたの真意は伝わらない


と思っておいた方が良いのです。


例えば、
リンゴを思い浮かべて
くださいと言われたら、


ほとんどの人が、
赤いリンゴを想像するでしょう。


青いリンゴを浮かべる人は、
青リンゴを毎日収穫している
業者さんくらいです。


実際目に見える物質的な単語は、
ミスコミュニケーション(すれ違い)が
起きにくいのですが、


目に見えない、
抽象的な言葉を使う日常では
どうでしょうか。


例えば、あなたが
患者さんやスタッフさんに

『これは“早めに”
 やっておいてくださいね』

と言ったとします。


あなたの“早め”は、
“今すぐにやって欲しい”という
気持でいったのかもしれません。


しかし、相手は、数時間後、
もしくは、2~3日中にやればいい
と思ってしまうこともあるのです。


その点で
ミスミュニケーションが起きて、


発信する側、
つまりあなたの“イラダチ”に
つながることもあるのです。


こんなことの繰り返しで
人間関係が悪化していく
負のサイクルにはまるのです。


ですから、



【詳しく言う、伝えること】



が肝心なのです。


例えば、以下のように伝えたら、
どうでしょうか?


「◯◯さん、忙しいところ
 申し訳ないんだけど、

 ○○○(意図、事情を伝える)だから、
 今日中にやっておいて欲しいのですが、
 大丈夫ですか?」


このように伝えたら
きちんと伝わりますし、
相手も気持良く応じてくれる
可能性が高いのです。


✔期限期日をしっかり入れる
✔忙しいだろうという前提で伝える

というのがポイントです。


これをどうせ暇だろうから
すぐにやっておいて的な態度や
ニュアンスで伝えてしまうと、


まったくの逆効果になりますので
気をつけてくださいね。


ぜひ、もう一度、患者さんや
スタッフさんとの会話において、
この点に気をつけてみてください。


ご自分ができているだろうか
振り返ってチェックをしてみたら、
いかがでしょうか。


スタッフさんがいましたら、
このお話をシェアして
深めてみるのもいいですね!


次回は
コミュニケーションの極意
パート2をお話したいと思います。


ぜひ、楽しみにしていてください。


最後までお読み頂き、
ありがとうございました^^


本日も顔晴ってくださいね!


ひとり治療家しあわせ
追求型コンサルタント
根本 隆広

Writer

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茨城県の片田舎で整骨院を開業し、自費治療のみで5年目に年商5000万円を達成。その後自社ビルを購入し2店舗目の整骨院を開業するも、家族との時間を大切にしたいと事業を売却し、現在はクドケン直営院の現場統括を担当する。またその傍ら、理想の売上だけでなく、家族との大切な時間も作れる仕組みを提供する「一人治療家しあわせ追求型コンサルタント」としても活躍。数多くのクライアントを半年以内に月商100万超えを達成させ、廃業の危機から救っている。

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