クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

治療家が本を出版し差別化する方法

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こんにちは、工藤です。



最近、ホームページ添削で
他業界のホームページ研究を
していると気になることがあります。



最近はいいホームページが増えてきて
デザインクオリティや表面的な
表現では差がつきにくくなりました。



ホームページの集客力は


・文章量、質 

・デザインクオリティ

・写真の使い方


+ 【証拠】


できまります。



チラシでの集客や看板でも
この【証拠】がものを言います。



【証拠】ってなにか?


⇒ 患者さんの声
⇒ 推薦の声
⇒ 賞状や資格の盾(医療関連)
⇒ メディア掲載


などです。



患者さんの声の数と質は
とても重要ですし、
たくさん紙、動画、写真などで
もらうことを推奨しています。



これは頑張ればどこの治療院でも
できる【証拠】の作り方です。



他院と圧倒的に差をつけるために
一番有効なのがメディア掲載です。


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メディア=一般患者さんが知ってる媒体
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専門誌 (健康、業界紙など)

新聞などへの掲載、特集、コラム執筆など

有名誌 
anan(アンアン) Tarzan(ターザン)
Story(ストーリー)cancam(キャンキャン)
などの女性向けの雑誌




書籍

があります。



出版も自費出版(有料)と商業出版(無料)
がありますが、無料かつ印税がもらえる
商業出版を治療家がする方法を解説していきます。



多くの先生がただの治療家の自分が
著者として本を出すことをイメージ
することができていません。



でも、簡単ではありませんが
出版することができれば
強力な他院との差別化になります。



一般患者さんから見ると
書店に置いてある書籍を出している
治療家さんに見てもらいたいのです。



では具体的な方法です。



まず出版企画書というものを作ります。


企画書のテンプレートや現物は


「出版企画書」などと検索すれば
多くの出版社がインターネット上で
雛形、テンプレ、書き方指導を配布してます。


これは ↓ ある出版社の雛形です。

http://gyazo.com/d327a060a98a22612020c386841283fb


出版社が知りたいのは
いかにその本は売れるのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ということです。



出版社の仕事は売れる本を書ける
著者を探して本を売ることです。



売れない本は当然出版しません。



なので、


・市場規模 (読者層や見込み数)

・コンセプト (アイデア)

・自分の経歴や資格など

・目次程度の内容、構成


などをまとめて送ります。




ここまではやる気になれば
誰でもできます。



これをどうやって出版社に
売り込んでいくのかが重要です。




何冊かすでに著者として
実績があれば企画が通りやすいですし、
出版社から声がかかることも多いです。



ただ初めての場合は
かなり狭き門なので、
数を意識して企画書を送ります。



ドラマにあるように原稿を
出版社に持っていくとかは
現代ではほとんどNGです。



すでに出版社にコネのある
出版プロデューサーなどに依頼すると
こういった出版社めぐりをしますが
素人がいっても相手にしてくれません。




まずは、出版社のホームページに
企画を募集しているページはないか
探してみましょう。



実は出版社も『売れるネタ』を
探しているのでHPでも募集しています。



探してみると結構あります。



メールアドレスなどがある場合は
そこにメールで送ってみることが可能です。



FAXで募集しているところもあります。



オンラインで企画書をおくれない所は
電話で問い合わせると教えてくれる
とこも中にはあります。


「書籍の企画書送りたいんですが
 FAXや郵送先教えていただけますか」


などと丁寧に頼めば対応してくれる
出版社もあります。



書店に行って「こんな本書いてみたい」
と思う本の背表紙の裏面には
必ず出版社の情報が載っています。



他の治療家の方がすでに出版している
出版社は多少話が通りやすいですね。



そして、運よく担当者さんが
目を通してくれて気に入ると
連絡が来くることになります。



何度も言いますがいきなり出版できる
可能性は3%以下と言われています。



丁寧に数を送り、自分の企画を常に
練り直す必要もあります。



裏ワザとして先ほど少し触れた
出版プロデューサーに依頼する、
出版仲介会社に出す、などがあります。



あとは、紹介ですね。



何かしらコネがあると話が
通りやすくなります。



すでに本を出版している先生に
担当者を紹介してもらうなども
1つの方法になります。



ここで話が出版社の会議で
ゴーサインがでたら
あとは出版社の担当者が
いろいろと教えてくれます。



分量は30,000文字程度~
という目安があるみたいです。



一か月で書き上げる先生もいれば
半年かける先生もいるそうです。



最近は電子書籍の出版というのも
知られてくるようになりました。



本屋さんに置かれる出版よりは
すこしブランドは落ちますが
一応「出版著者」としての
ブランドがつきます。



このようになんといっても
この「本の著者」というブランドは
他院との差別化になりますので
1つの手法として検討してみてください。



うまくいけば患者さんの声や
推薦の声を凌ぐ強力な
治療院ブランディングになります。



しかも、5年後も10年後も
その本は形ある証拠として
ずっと役立ってくれます。



是非、チャレンジしてみてください。



最初は大変ですけど1度出版してしまうと
2冊目、3冊目と連続で
出版される治療家さんも多いです。



是非、出版ブランディング
検討してみてくださいね。


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Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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