クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

超人気ラーメンオーナーが治療院経営をしたら…

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こんにちは、工藤です。



先生、ラーメンって食べますか?
おいしいですよね。



東京はラーメンが超激戦区です。



ラーメン屋さんも治療院と同じで
オープンしても3割が1年で潰れます。



3年以内には半分が倒産
もしくは経営危機の状態です。



治療院の場合、固定費が少なく
規模も小さいのでここまでは
ひどくないですが似ています。



今日は、以前にテレビで放送された
超人気ラーメン屋の話を
治療院に当てはめて考えてみます。



とても参考になりますので
最後までお読みください。



かなり前になりますが
僕のメルマガでこんな書籍を
紹介させていただきました。


「ラーメン屋の看板娘が
 経営コンサルタントと手を組んだら」

(※アマゾンリンクはフッターにあります)


こちらの書籍も売れないラーメン屋が
経営コンサルタントの指導をうけ
再生していく物語でした。


「もしドラッカーが、、、」
映画にもなったあの『もしドラ』
シリーズのぱくり本です。


でもとても参考になるので
まだお読みになってないならば
中古で77円~と安く出ていますので
買ってお読みください。



テレビでラーメン王成功ロードは
この本とかぶっている所もあります。



ラーメン王とは天空落としで
有名なあの方です。



このラーメン王がラーメンで
成功するために徹底したことは

『食べ歩き』

です。


「なんだよ、、食べ歩きかよ」

と脳裏をよぎりましたね。



でも、


食べ歩き=市場調査



これが業界問わず地域ビジネスで
成功するために最も必要な事です。



治療家であれば繁盛治療院に
実際に行って施術を
自分で受けてみるということです。



市場調査でわかることは2つです。



1、自分の今のレベル



2、世間の求めているもの(ニーズ)





1の今のレベルを理解すること
経営においてとてもとても重要です。



治療家の場合、腕に自信があるとか
修行していた治療院では人気があった
などの自分評価で独立しがちです。


例えば、その治療の腕前も
その時のその治療院などの
とても狭い範囲での腕前です。


繁盛している治療院の腕前からみると
実はたいしたことない可能性があります。


いわゆる

『井の中の蛙大海を知らず』

というやつです。


僕もこういう痛い治療家さんを
たくさん見てきました。



ろくに世間も見ないで、
繁盛治療院のレベルも確認せず

「腕だけは自身がある」

という自信過剰な先生は実際います。


修行時代の井の中の蛙的な
小さな世界での自分評価を
勘違いして自信を持ってしまうのです。


故に技術に傾倒し、技術さえあれば
自然に繁盛するという
都合のよい錯覚を持ちます。


対して市場調査をしっかりする
先生はここの評価が正確です。


自分の技術を世間一般基準で把握し、
さらにうまくいっている治療院が
技術だけではないことも知ります。


実は繁盛治療院ほど、
技術がいいのは当たり前であり、
その上でなにができるのか、、


プラスアルファで勝負しています。



2の世間の求めているもの(ニーズ)
もとても重要です。



1のレベル調査とかぶる部分も
もちろんありますが、
世間のニーズを見ないと失敗します。



腕さえ良ければ繁盛するのは
事実ですが現代では
少し変わってきています。



腕が良いはプラスアルファであり、
売り上げをあげる、選ばれる
という視点で見たらやり方はかわります。


治療院のオーナーがやりたいか
やりたくないかは別として
世間のニーズや時流にあわせたほうが
繁盛しやすいのは事実です。


繁盛治療院の売上比率は?

どんなメニューが人気なのか?

どんな治療説明をしているのか?

なぜ患者さんは選んでいるのか?


市場調査するのです。



治療よりも美容のほうが
楽に売り上げはあがります。


技術よりもトークを磨いたほうが
売り上げはあがります。


技術よりも立地やコンセプトを
修正したほうが早く繁盛します。



など、技術に傾倒する治療家さんは
知りたくない事実がたくさん見えます。



だからいいのです。


世間ではこういうことが今は
求められているんだな、、


昔と違う部分はここなんだな、、


と素直に受け止めたらいいのです。



そのうえで、全部それを取り入れる
のではなくて、自分で選んで
世間のニーズに合わせて調整します。




ラーメン王の場合は徹底した
食べ歩き(市場調査)の上で
自分のレベルを正確に測り
店も女性が入りやすい
雰囲気を作っていったそうです。



時には夜中スープの出し殻が
店の外に捨てられるのを
待ち伏せしてゴミ箱をあさり
スープの秘密を盗んだそうです。



そして、世間レベルでみて
自分の中でも自信のある味で
世間のニーズも掴んだラーメン屋を
独学で始めたそうです。



それがやはり大ヒット、
今ではラーメン王として
億万長者に駆け上がりました。



儲かりさえすればよいとは
僕も全く思いません。


ただ自分のやりたい治療院や
根拠なき自信での開業や
継続は無駄骨に終わります。





自分がやりたい治療院

×

市場調査




のバランスが重要だと思います。



ちなみにクドケン社では
新入社員は全員最低3回
東京近郊の治療院に
健康チェックを兼ねて
通ってもらいます。



治療院に行ってもらい
他に施術を受けている
患者さんの様子、
治療院の外観などを
自分の目で見て


さらに
院長さんとも
色々と話をして


そこで
自分の会社・仕事レベルを
正確に把握してもらいます。



ラーメン屋も治療院も
繁盛するための近道は
この

市場調査

にあると思います。


是非、今うまくいっていないならば
他の繁盛治療院に行ってみてください。


たくさんのヒントを
施術してもらいながらいただけます。


最近では新しい成功パターンも
どんどん登場しています。


繁盛しているところには
繁盛している理由がある。



そこを体験することが
教材やセミナーを買うよりも
価値があることだと思います。


是非、騙されたと思って
3つくらい繁盛治療院を
回ってみてください。


===本のアマゾンリンク===

「ラーメン屋の看板娘が
 経営コンサルタントと手を組んだら」

http://goo.gl/v1Ifxm

中古が安いです。

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今日の格言

151116_kudo_kakugen

Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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