クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

“幻の”行列が行列を作る心理

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こんにちは、クドケンの工藤です。


今日は治療院に
“見えない行列”を
作りだす方法をお伝えします。


実際に近年は予約優先もしくは
完全予約優先制が大多数ですので、

保険診療をメインとした
大人気の整骨院でも、治療院の前に
行列ができることはほぼないです。


でも、スーパー繁盛治療院は
“見えない行列”を作っています。


患者さんが
実際に目にすることはない
“幻の”行列です。


“幻”なので患者さんは
実際に確認することはできません。


ちょっと東京の新宿にある
牛かつ屋の話をします


新宿南口を出て徒歩2分、
新宿四丁目の信号脇に
いつもいつも行列ができる
牛かつ「もと村」があります。


新宿にくることがあれば
是非目視してみてください。


この行列は幻じゃないので
目で確認することができます。


池袋東口から1分の交差点
南池袋一丁目の交差点にある
無敵家というラーメン屋も同じ。


平日でも常に行列ができていて
大通りの交差点から
よく見える入り口なので、

行列が常に常に多くの通行人の
目に触れて目立っています。


歩行者のみならず、
大きな交差点で交通量もあるので
車からも一目瞭然で
行列が目立っています。



ここ重要↓


行列が常に常に多くの通行人
車の目に触れて目立っている




そう、行列は行列を作るのです。


人間心理として、
飲食などの大行列は興味を引き
実際に行ってみたい!という
欲求を掻き立てます。


実際に上記2店舗の牛カツと
ラーメンを僕は食べました(笑)


あれだけ行列があるのだから
きっと美味しすぎるに違いない!
という期待のもと僕も並びました。


結果、普通の美味しさです。


間違いなく美味しい!
ただここまで並ぶほどなのか!


というレベルの味、そして接客。
値段相応です。


僕個人の味覚の判断ですが、
普通の美味しい飲食店です。


ではなぜそんなに行列ができるのか?

↓↓↓

A:傍目にわかりやすい行列が
  通行人、車の目に止まり、
  行列が広告となり行列を作る


これが答えです。


↑行列は行列を作る。


人は人気のあるところには
並んででも行ってみたいと思う
という実例の解説でした。


では、本題に戻りますが、
治療院は予約制度が多いので
実際に行列を作ることはありません。


でも、人気治療院は二ヶ月先まで
予約が取れないなどの
“幻の”見えない行列ができています。


電話したり、
次回予約を取ろうとすると

『かなり先じゃないと予約できない』

と言われてその希少価値を知ります。


その患者さんの中で行列感が
醸造され治療院の人気ぶりを実感します。


そして、勝手に予約を大事にしてくれたり
すごい人気なんだよと口コミしてくれたり
勝手にブランディングしてくれます。



ここ重要↓



“幻の”見えない行列は
見えないのに行列を作る



では”幻の”見えない行列を
意図的に作り出すことで
行列を作ることはできないのか
という視点を持ってみましょう。


つまり、”幻の”行列を作ることで
行列効果を生み出すということです。


????


ちょっとわかりづらいですね。


わかりやすく行動ベースで
説明します。


スーパー繁盛治療院は、本当に
混み合っていて予約が取りづらいから
行列効果で予約枠がないという
見えない行列を作り出します。


では、まだ繁盛していない治療院は
どうすればいいのか?


それには、

行列を演出することなのです。




■1,時間を詰めて予約を集中して
取ることで行列感が発揮される



実際はゆるゆるだっとしても
時間を詰めることで、
治療院の待合室に常に患者さんを
待たせている治療院さんもあります。


実際の稼働時間を狭めて
予約を埋まりやすい時間に集中し
行列感を出している治療院もあります。


とある人気治療院は、開業当初は
週に6日開院、営業していたのですが、
とある事情で週に4日営業に
減らした所売上が1,5倍になりました。


営業日を減らすことで予約が
取りづらくなり行列感が自然と生まれ
ブランディングに繋がったのです。




■2,新規予約、次回予約の際も
予約が取りづらい感を与える



こちらはまさに『演出』です。


「どこでもいつでも予約取れますよ!!」

と、

「かなり先まで予約で埋まっていますが、
 ここ○○日の○○時間帯なら
 1枠確保できますよ!!」


というのでは患者さんが感じる
希少価値が全然違います。


新規電話の段階でも…


「多少遅れても後の予約は
 ないですし、余裕持って時間枠を
 確保しているので大丈夫ですよ」

と、

「少しでも来院が遅れると
 後の予約が全部埋まっているため
 診察できませんので
 絶対に遅れないでください

 この枠を逃すと初診は
 だいぶ先になってしまいますよ」

と伝えて
希少価値、行列感を醸し出すのでは
全然見え方が違います。


とある繁盛治療院では
新規電話の段階でこう言います。


「当院はありがたいことに
 二ヶ月以内は90%以上は
 常に予約で埋まっているので
 初診の段階で3回程度先まで
 予約をまとめて取っていただきます」


「毎回予約を施術終わりに取ると
 治療感覚が空いてしまうので
 双方にメリットはありません。」


「初診の治療で当院がよいと
 思っていただいたならば
 3回予約をその場で入れていただく
 患者さんのみ新患で対応しております」


↑こんなふうに言われたら
どのように感じるでしょうか?


この治療院は実際に予約が
埋まっているのですが、
実際には患者さんから行列が
見えることはありません。


だから”幻”なのです。


だから上記のような行列感を
醸し出すことを自分の治療院で
取り入れることで患者さんは
見えない幻の行列を感じ取り

勝手に治療院の価値や
ブランドを上げるのです。


まとめますと


繁盛治療院の行列は見えない
まさに幻の行列なのです。


これから繁盛する治療院を
その幻を先に演出することで
行列感を生み出すことは可能です。


まさに治療院の見えない行列が
行列を作り出すのです。


何度もお話していますが
患者さんは治療の腕や結果よりも


期待値や治療家の自信、
有名度などを感覚的な要素で
治療院を選択しているのです。


“幻”の治療院行列をいかに作るか!


知恵を絞って考えてみてください。


本日も最後までご覧頂き
ありがとうございました。

Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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